シックスシグマとリーンシックスシグマ
シックスシグマ
1980年代にアメリカの携帯電話会社のモトローラが開発した製品の生産管理手法です。日本では東芝やソニーが導入しました。
「シックスシグマ」は統計学の用語σ(シグマ)を使ったもので、一言でいうと製品の不良率を100万分の3.4以下にするという意味です。100万個作る商品の不良品が3.4個以下ということになります。具体的には推進者が経営課題となっている内容から、活動するテーマを選定。「勘や経験」というバラつきの起きやすいなどの課題、問題点などを抽出。目標を設定し、その目標達成向けて「数値に基づく論理的な改善」活動していきます。
リーンシックスシグマ
アメリカで広く普及しているリーンシックスシグマという改善手法。日本ではあまり知られていない手法です。とくに海外では製造業でなくサービス業に広く浸透し品質向上に役立っています。
90年代のアメリカでは日本製品が市場を席巻しており、トヨタが「トヨタ式生産手法」という徹底的に無駄をなくす手法で競争力を高めました。その躍進ぶりを見ていたアメリカの総合電気メーカーゼネラルエレクトリック社(GE)のジャック・ウェルチCEOは徹底的に日本企業を研究し、英語で無駄のないという「Lean(リーン)」とバラツキを極限まで小さくするシックスシグマが融合し、リーンシックスシグマが誕生しました。世界中の企業で改善のフレームワークとして活用されています。
現場最前線でインハウスコンサルタントとして改善活動を実施してきた経験を活かし、様々な経営課題を一緒に解決させてください。